ベルリンフィルのジルベスターコンサート
いよいよ今回の旅のメインイベントであるベルリンフィルのジルベスターコンサートの日が来ました。簡単には取れないと言われているチケットがなんど2週間前にベルリンフィルのweb siteから購入できました。同じプログラムのコンサートはこの時期に3回行われるのですが、当然この日はアップチャージされており、良い席だったので€244とかなり割高でした。でも、こんなチャンスはもう二度とないかもしれないと思い、残り数席の中の一つをクリックしました。観客の一割くらいは日本人だったような気がします。e-ticketが普及しているはずのドイツですが、この日は劇場のボックスオフィスで紙のチケットを受け取り、入場しました。チケットのデザインもカッコイイです。前回ベルリンフィルを聞いたのは2年前のパリでしたがその時の印象は一言で「完全無欠」。まるでCDを聞いているかのような演奏でした。今回はどんな演奏を聞けるのでしょうか。
モーツァルト ピアノ協奏曲第23番K.488
この日のゲストはピアニストのメヘナム・プレスラー。今回初めて聴いたピアニストです。91歳という高齢で昨年のラン・ランとは対照的です。とても柔らかい音色でテンポも自由に動くのが印象的でした。フランスっぽい感じかな。タッチが弱いのでダイナミックレンジは狭いのですが優しさに溢れた演奏でした。
Dance Music
モーツァルトのピアノ協奏曲以外はオーケストラによる舞曲が数曲演奏され、フランス、チェコ、ドイツ、ハンガリー、アルメニアといったヨーロッパとその周辺の舞曲は多彩な響きを聴かせてくれました。リズムが前面に出たきらびやかでゴージャスなサウンドが次々と押し寄せてきます。ベルリンフィルのアンサンブルは完璧だ!ホントに上手い!
終演後、ホールの外にでるともうベルリン名物の大晦日の爆竹が鳴り始めています。
小雨煙るベルリンの街はとても幻想的で楽しい大晦日でした。
おんがく日記
2015年3月8日日曜日
2015年3月1日日曜日
ドイツ音楽旅行-04
ライプツィヒの第九
年末にベートーヴェンの第九を演奏するのは日本独特らしいのですが、ドイツではライプツィヒのゲヴァントハウス管弦楽団のみが年末に演奏するみたいです。とてもキビキビした演奏で日本の年末の第九(?)とはすこし趣が違いました。ちょっと盛り上がりに欠けるかなぁ。
ライプツィヒ中央駅での"a little help"
ベルリンへ帰る列車は予約してあるので切符に書いてあるプラットホームで列車の到着を待ちます。ヨーロッパ最大の駅だそうです。確かに大きです。しばらくするとドイツ語のアナウンスが聞こえてきますが、意味はよく分かりません。でも何となく私が乗る列車のことのようなので、ホームにある小さな電光掲示板を見ると何やら通常とは違うメッセージが流れています。慌ててスマホのネット翻訳で調べると「15分の遅れ」 だとわかりホとしました。そして珍しくホームにコーヒーの自販機があったので飲みながら待つことにしました。しかし到着予定の時間になっても列車はきません。気がつけばホームには私しかいません。おかしいと思いもう一度電光掲示板を見ると「heute  gleis 8」みたいな掲示が流れています。私のチケットには「platform12」と書かれています。
私が一人で困っていると少し離れたところにいた除雪作業員が近づいてきました。私は自分のチケットを指し、恐る恐る「Where is my train?」と訊ねました。その作業員は黙ったままポケットからボールペンを取り出し、私のチケットの「12」を二重線で消して「8」と書いてくれました。私はやっと状況が理解でき、お礼を言うと8番ホームへ走りました。8番ホームではちょうど列車のドアが開き乗客が降りてきたところで間一髪間に合いました。蛍光色の反射帯のついた防寒着を着たその作業員は終始無表情でしたが肝っ玉母さんのような女性でした。旅先で受ける"a little help"は心に沁みます。
2015年2月26日木曜日
ドイツ音楽旅行-03
ベルリン国立歌劇場
ベルリンに到着した日の夜にモーツァルトの『魔笛』を聴きに行きました。でも、全く印象に残っていません。写真も撮りませんでした。ミュンヘンから7時間近い列車の長旅で疲れていました。第一幕だけで帰ろうかと思ったほどでした。劇場も本来の劇場が改装中のため、シラー劇場での公演です。この劇場が市民ホールみたいで全く雰囲気がありません。舞台セットも中学校の学芸会みたいでした。しかし、楽しめなかったのは私だけで他の観客は大いに楽しんでいた様子です。年末に家族で楽しむには絶好のプログラムなのでしょう。ドイツ語のオペラであり、モーツァルトなのですから、ドイツ人にとって楽しくないはずがありません。私は完全にアウェイだったのです。
ベルリンドイツオペラ
このオペラハウスでも『魔笛』を観ました。この日は体調もよく、やっと楽しめました。演出も現代的で理解しやすい公演でした。先のベルリン国立歌劇場がドメスティックな印象に対し、ベルリンドイツオペラはインターナショナルな印象で私にはこちからの方が好みかな。
2015年2月25日水曜日
ドイツ音楽旅行-02
Le Meridien Park Hotel
フランクフルトのメリディアンは初日と最終日に泊まったのですが素晴らしいホテルでした。wifiが繋がらないとフロントに電話したらわざわざ部屋に来て設定してくれたり、フランクフルト中央駅まで荷物を運んでくれたり、部屋をアップグレードしてくれたり、チップを渡したら「ありがとう、おおきに」なんて言うし。
フランクフルト中央駅
ドイツの長距離列車は予め出発ホームが決まっていて、印刷された時刻表に番線が書いてあります。フランスとは違うんだなぁと妙に納得。黄色い紙に小さい文字で全ての列車が時刻順に記載してあります。ドイツらしいきっちりとしたシステムですが、実はこのことが後日ライプツィヒで裏目に出ることになります。
バイエルン国立歌劇場
クリスマスの余韻が残る雨上がりのミュンヘンの街を歩いて劇場に到着です。
いかにもオペラハウスといった佇まいです。終演後劇場を一歩でたら一面雪景色で驚いたのと同時に歩くのが躊躇われましたがドイツ人は平気な顔して歩き出します。私も意を決して歩き出すとすべりやすい革靴なのに普通に歩けます。東京とは違い雪がサラサラしてしるので全く滑りませんでした。
ドイツ最初のオペラはビゼーの「カルメン」。子供の頃に観た映画「がんばれ! ベアーズ」の中でふんだんに使われていたので大好きな音楽ですが、オペラとして観るのは初めてです。
インテリアも素敵です。今回は4つのオペラハウスを訪れましたが、個人的にはバイエルンが一番良かったです。建築としても素晴らしいし、運営・プログラム・演出・歌手陣にもインターナショナルな方向性が感じられて素直に聴けました。日本人のソプラノ中村恵理さんを聴くことができたのが何よりも良かったです。

フランクフルトのメリディアンは初日と最終日に泊まったのですが素晴らしいホテルでした。wifiが繋がらないとフロントに電話したらわざわざ部屋に来て設定してくれたり、フランクフルト中央駅まで荷物を運んでくれたり、部屋をアップグレードしてくれたり、チップを渡したら「ありがとう、おおきに」なんて言うし。
フランクフルト中央駅
ドイツの長距離列車は予め出発ホームが決まっていて、印刷された時刻表に番線が書いてあります。フランスとは違うんだなぁと妙に納得。黄色い紙に小さい文字で全ての列車が時刻順に記載してあります。ドイツらしいきっちりとしたシステムですが、実はこのことが後日ライプツィヒで裏目に出ることになります。
バイエルン国立歌劇場
クリスマスの余韻が残る雨上がりのミュンヘンの街を歩いて劇場に到着です。
いかにもオペラハウスといった佇まいです。終演後劇場を一歩でたら一面雪景色で驚いたのと同時に歩くのが躊躇われましたがドイツ人は平気な顔して歩き出します。私も意を決して歩き出すとすべりやすい革靴なのに普通に歩けます。東京とは違い雪がサラサラしてしるので全く滑りませんでした。
ドイツ最初のオペラはビゼーの「カルメン」。子供の頃に観た映画「がんばれ! ベアーズ」の中でふんだんに使われていたので大好きな音楽ですが、オペラとして観るのは初めてです。
インテリアも素敵です。今回は4つのオペラハウスを訪れましたが、個人的にはバイエルンが一番良かったです。建築としても素晴らしいし、運営・プログラム・演出・歌手陣にもインターナショナルな方向性が感じられて素直に聴けました。日本人のソプラノ中村恵理さんを聴くことができたのが何よりも良かったです。

2015年2月23日月曜日
ドイツ音楽旅行-01
ドイツへ
ANAのマイレージプログラムが4月から変更されてファーストクラスの特典航空券の必要マイルが1.5倍くらいになるため、11月にダメ元で年末のフライトの予約を入れました。12月に入り「やはり無理かな」と諦めていたら「お座席の用意ができました」メールが届いてびっくり。やっぱりANA大好き。
今回は羽田のANA SUITE LOUNGE を利用できました。クリスマスのフライトだったのでレセプションもサンタ帽を被っていました。ANAカラーのブルーなのが可愛いかったなぁ。
ラウンジはガラガラでした。やはりビジネスラウンジよりもゆったりしていてゴージャス感があります。
普段お酒は飲まないのですが、今回は記念にKRUGを頂きました。素晴らしく美味しいシャンパンです。テーブルにうっすらと映っているのがサーブして頂いたチーフパーサー。とっても美人で降りる時にメッセージカードを頂いて感激。私のハートはすっかり鷲掴みされました。
前菜はキャビア、メインは魚料理をチョイス。食事中のワインを積極的に勧めてこなかったのは私がお酒を飲まないことを知っていたのかな。過去のフライトではお酒を断っていたから。いづれにせよ、嬉しい気遣いです。
ANAのマイレージプログラムが4月から変更されてファーストクラスの特典航空券の必要マイルが1.5倍くらいになるため、11月にダメ元で年末のフライトの予約を入れました。12月に入り「やはり無理かな」と諦めていたら「お座席の用意ができました」メールが届いてびっくり。やっぱりANA大好き。
今回は羽田のANA SUITE LOUNGE を利用できました。クリスマスのフライトだったのでレセプションもサンタ帽を被っていました。ANAカラーのブルーなのが可愛いかったなぁ。
ラウンジはガラガラでした。やはりビジネスラウンジよりもゆったりしていてゴージャス感があります。
普段お酒は飲まないのですが、今回は記念にKRUGを頂きました。素晴らしく美味しいシャンパンです。テーブルにうっすらと映っているのがサーブして頂いたチーフパーサー。とっても美人で降りる時にメッセージカードを頂いて感激。私のハートはすっかり鷲掴みされました。
前菜はキャビア、メインは魚料理をチョイス。食事中のワインを積極的に勧めてこなかったのは私がお酒を飲まないことを知っていたのかな。過去のフライトではお酒を断っていたから。いづれにせよ、嬉しい気遣いです。
2014年2月6日木曜日
ゴーストライター
 佐村河内氏の作品はゴーストライターによるものであることが報道された。本人も認めているようなので事実なのであろう。明日にはそのゴーストライター氏による会見も行われるようだ。ランス・アームストロングの件、猪瀬直樹元東京都知事の件、そして今回の件。私もすっかり焼きが回ってしまったようだ。願わくばゴーストライター氏のこれらの音楽への思いやランスのガン撲滅運動への想いや猪瀬直樹氏の都政へ賭ける想いだけは本当であってほしい。
それにしても今日はとても寒い一日だった。
それにしても今日はとても寒い一日だった。
2014年1月19日日曜日
ピアノ練習 備忘録-10
 先述の『ピアニストならだれでも知っておきたい「からだ」のこと』を読みながらスケール練習。
今日の時点で掴んだ新たなボディ・マッピング
今日の時点で掴んだ新たなボディ・マッピング
- 肘から指先までを使ってアーチを造る。中手骨がキーストーンであり、アーチを崩さないために、手首(中手骨)の高さは一定に保つ。これまでは手首から先のみでアーチを作ろうとしていたため手首が上下してしまい不安定であった。
- 小指と前腕とは直線上にあるイメージで小指主導を意識する。これまでは親指と前腕が直線上にあったため手首の回転がしづらかった。
- 指は手首から生えているイメージを持つ。
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