2013年9月15日日曜日

音楽の迷宮  "Ariadne Musica"

 モーツァルトのジュピターとJ.S.Bachのホ長調フーガの共通点に気づいてから、ジュピター音型について調べているのですが、思いもよらない展開が見えてきて自分でも驚いています。すっかり音楽の迷宮に迷い込んでしまいました。まだ上手く整理できていないのですが、備忘録として書いておくことにします。もしかすると私の曲解や誤解・誤読もあるかもしれません。

モーツァルトの交響曲第41番『ジュピター』の第4楽章のテーマ「ドレファミ(ジュピター音型)」とJ.S.Bachの平均律第2巻のホ長調フーガはほぼ同じである。時間軸上では平均律の方が先に作られている。モーツァルト最後の交響曲の終楽章がフーガで書かれ、しかも同じ音型ということに重要な意味が隠されているような気がする。

J.S.Bach(1685-1750)の平均律はJ.C.F.フィッシャー(1665-1746) の "Ariadne musica" を参照している。高木早苗さんというピアニストが実際に弾き比べている。一聴瞭然!


また、中村洋子さんという作曲家が両者の関係を検討している。

J.S.Bachの平均律第2巻のホ長調フーガはルネサンス期のフランス民謡『ロム・アルメ(L'homme armé)』と似ている(気がする)。

『ロム・アルメ』は当時の作曲家の多くがミサ曲を作る際に定旋律として採用した。

⑤  初音ミクがホ長調フーガにkyrieの歌詞を付けて歌っている動画を発見。素晴らしい感性!


⑥  私がホ長調フーガに取り組むきっかけとなったグレン・グールドの演奏。衝撃映像。




0 件のコメント:

コメントを投稿