年末に買い込んだ中世~バロックのCDを片っ端から聞いているのだが、ここに来て先に進めなくなった。なぜならば、
バッハの「ロ短調ミサ」が素晴らしいすぎて、何度も繰り返し聞いてしまうため。
ミサ曲は色々な作曲家が遺しているが、構成や歌詞はあらかじめ決められており、「通常文」とされる部分はどの作曲家の曲でも同じ歌詞であることを先述の『中世・ルネサンスの音楽』により知った。半信半疑で手元にあるミサ曲のCDを調べてみると確かに同じである。
通常分とは
1 Kyrie(あわれみの賛歌)
2 Gloia(栄光の賛歌)
3 Credo(信仰宣言)
4 Sanctus(感謝の賛歌)
5 Agnus Dei (平和の賛歌)
であり、ロ短調ミサもこの通りである。
私は作曲家が聖書の詩篇から自由に選んで曲をつけていると思っていたので、意外であり、驚き、そして、納得した。
ロ短調ミサは前奏なしの合唱から急に始まるのが鮮烈であり、神の名を呼ぶ心の叫びのようである。
Kyrie Kyrie Kyrie eleison
(主よ、主よ、主よ、あわれみたまえ)

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