2012年12月27日木曜日

クリスマスの約束

毎年恒例の小田和正の「クリスマスの約束」を見た。
欠かさずに見てきたけど今年で12回目とは時の流れはなんとやら。
今年は例年になく地味な曲が多く、ゲストも少なめだったけど、その分、小田和正の素の歌が聞けた感じがする。
あぁ、また音楽やりたいなぁ。
今なら自分の声で、自分の歌い方で歌える気がするけど。
気がするだけなのかな。




2012年12月17日月曜日

the little drummer boy

 その時のことは今でも覚えている。高校生だった私はクリスマスが近づいたある日、受験勉強しながらFMラジオを聴いていた。
「それでは最後に、ビング・クロスビーとデビッド・ボウイの『the little drummer boy/peace on earth』をお送りします。」
そして、この曲が流れた。
この二人の組み合わせが意外だったが、一度聞いただけで大好きになった。それ以来、ジョン・レノンの『happy Xmas(war is over)』とともに定番クリスマスソングとして聴き続けている。





最近はケルティック・ウーマンのが気に入っている。イントロがグレゴリオ聖歌みたいでカッコイイ。




日本には子供と大人が一緒に楽しめる良質なポップスが少ない気がする。残念だ。







2012年12月16日日曜日

プロローグ

 小学生の4、5年生の時、ベートーヴェンの第九のLPを親にねだって買って貰った。もう手元にはないが、ヴァーツラフ・ノイマン指揮のチェコ・フィルだった。帯には「世界初PCM録音」 とあったと記憶している。新しい時代の到来を予感させるコピーだった。文字通り磨り減るまで聞いた。
 中学生の頃、ソニーからウォークマンが発売され、音楽を外へ連れ出せることに興奮したことを覚えている。
 高校時代にCDが発売され、やがてアナログ盤はCDに置き換わってゆくことになる。この頃から音楽はヘッドフォンで聴くものとなり、スピーカーの前で音楽に向かい合うことは少なくなった。
 今や名刺サイズのウォークマンでMP3の音楽を聞くのが当たり前になった。音質もバッチリだ。
 しかし、本当にこれで良いのだろうか。便利さや手軽さと引き換えに何かを見失っているような気がする。人生は短い。折り返し地点はもう過ぎたはずだ。今までたくさんの勇気と感動を与えてくれた音楽にこれからはもっと真面目に向き合いたい。
 ただ聞くだけの音楽であってはならない。そこから何を受け取ったのかが大切なのだ。

ノイマンの第九は東京でのライブ録音であった。amazonで探してもヒットしなかったので、CDでは再発されていないようだ。これまでにいろいろな指揮者の第九を聞いたが、今思えばノイマンの演奏はかなりテンポが遅く重厚な演奏だった気がする。wikiによるとノイマンはチェコのビロード革命においてスメタナの「わが祖国」を連日演奏し続けることで民主化運動に勇気を与えたのだそうだ。
 来年の2月にプラハに行く予定なので、もう一度ノイマンの演奏を聞いて勇気を貰うことにしよう。